経済産業省より事業承継に関わる法律案についてのニュースリリースが出されました。

”「中小企業の事業承継の促進のための中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律等の一部を改正する法律案（中小企業成長促進法案）」が閣議決定されました。本法案は、現在開会中である通常国会に提出される予定です。”

中小企業の事業承継については今までも何度か税制の特例措置などが出されいますが、利用する上でネックとなっていた要件の緩和措置が折り込まれており使い勝手が向上したように思われます。経産省の説明によると次のような趣旨を持って法案が出されたようで、具体的に以下の事項が盛り込まれています。

”近年、高齢化により多くの中小企業経営者の引退期が迫る中、後継者候補が現経営者の経営者保証の存在を理由に承継を拒否するなど、経営者保証が事業承継の支障となる事態が生じています。

中小企業の廃業を防ぐとともに、中小企業が積極的に事業展開を行い、成長できる環境を整備するために、経営者保証の解除支援、みなし中小企業者特例、計画制度の整理、海外展開支援など、必要な措置を講じます。 ”

１）経営者保証の解除支援

２）中堅企業への成長環境の整備

３）中小企業目線での施策体系の整理

４）海外展開支援の強化

事業承継は国の中小企業施策の中でも重要テーマに上がっており今後も様々な支援策が出てくると思いますので情報収集をしていきましょう。